ミサを祝う
ミサを祝う
――最後の晩餐から現在まで

国井健宏 著
A5判・並製・244頁 2200円(税別)(B064)
ISBN978-4-87232-064-0

あらゆる教会活動の源泉――ミサ典礼
初代教会からの形成の歴史と
現在のミサをより深く理解するために


あらゆる教会活動の源泉であるミサの歴史と本質を理解し、キリストの神秘を生き生きと祝うための一冊。第一部は最後の晩餐を起点に初代教会が成長し、感謝の祭儀がいかに形成され、変遷を経て刷新に向かうまでの過程を追う。第二部では現在のミサの構成とその意味を掘り下げる。


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 目 次


序にかえて 

第一部 ミサの成り立ち

はじめに 

第一章 起 源 
聖体の制定/食事の伝統/最後の晩餐の日付/過越の食事とは/祝日の食事/最後の晩餐は過越の食事か/種なしパンの祭りと過越の祭り/最後の晩餐の叙述/パウロとルカ、マルコとマタイ/祝福と感謝/食事の終わりに/ヨハネの福音/過越の中での最後の晩餐の意味/イエスと食事

第二章 形成期 
伝統から創造へ/食事の典礼/会堂の典礼/ことばの典礼と感謝の典礼の合体/初代教会のミサの形を伝える文献――『ディダケー』/「主の晩餐」の儀式化/アンチオキアの聖イグナチオ/聖ユスチヌス/聖ヒッポリト/使徒伝承/奉献文、そして祈り

第三章 成長と固定化 
ミラノの勅令/リーダーシップの変遷/俗権のシンボル/典礼言語と地方教会の多様性/四世紀のローマ――ギリシャ語からラテン語へ/五、六世紀のローマ/典礼書の形成

第四章 フランク王国の発展 
ローマの衰退とフランク王国/教皇大聖グレゴリウス/教皇ミサ/司祭のミサ/フランク王国での発展/ガリアの文化の混合/衰退するローマの典礼

第五章 典礼共同体の崩壊 
ローマの典礼の再興/沈黙の奉献文/祭壇と聖域/修道司祭の誕生/個人ミサと毎日のミサ/ミサ典礼書/会衆と司式者の分離/聖体の礼拝/家から教会堂へ/食卓から祭壇へ/パンからホスチアへ――奉納の行列の消滅/拝領から礼拝へ/ことばの壁/霊性の源を信心に

第六章 規則と儀式主義の時代 
宗教改革/トリエント公会議/ピオ五世/礼部省の設立/中世の典礼の継続/バロック時代のミサ――華麗な儀式/聖体信心の対象/啓蒙時代から十九世紀へ/ドイツ歌ミサ/ゲランジェとソレム修道院/ドイツのベネディクト会/改革の前夜

第七章 刷新の世紀 
典礼運動/典礼学者/ピオ十二世/第二バチカン公会議/典礼憲章/新しい教会論/ヨーロッパ中心から世界の教会へ/典礼は共同体の行為である/聖書の重要性/式次第の簡素化/公会議後の動き/現在の課題


第二部 現代のミサ

はじめに 

第八章 開 祭 
会衆が集まると/場所の設定/六つの要素/主日の集会祈願の問題点/開祭の問題点/分離と継続

第九章 ことばの典礼 
神のことばと人間の答え/聖書朗読/朗読配分/典礼暦の枠/答唱詩編/アレルヤ唱/続唱/福音/説教/信仰宣言/共同祈願

第十章 供えものの準備(感謝の典礼一)  
最後の晩餐の記念/供えものの準備/祭壇(食卓)の準備/行列/手を洗う式/奉納祈願

第十一章 奉献文(感謝の典礼二)  
感謝の祈り/対話句と叙唱/叙唱――感謝の祈り/感謝の賛歌/エピクレーシス一――聖霊の働きを求める祈り/制定と聖別/パンの聖別/ぶどう酒の聖別/記念唱/アナムネーシス――記念、想起/奉献/エピクレーシス二/取り次ぎの祈り/栄唱

第十二章 交わりの儀(感謝の典礼三)
主の祈り/副文/平和を願う祈りと平和の挨拶/パンを裂く/混和/平和の賛歌/拝領/信仰告白/聖体拝領/拝領の歌/すすぎと沈黙/拝領祈願

第十三章 閉 祭 
派遣の祝福/閉祭の挨拶/退堂/今後の課題/朗読聖書

参考文献 


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