信教自由の事件史信教自由の事件史
――日本のキリスト教をめぐって
鈴木範久 著
四六判・上製・ 252頁 2200円(税別)(B071)
ISBN 978-4-87232-071-8

礼拝と敬礼、少数者への視線、
メディアの役割、そして戦争――
信教の自由が投げかける
さまざまな問いかけ



日本で信教の自由はどう捉えられてきたのか。比較的寛容とされる日本社会で「異質」と見なされたキリスト教に照らして、近代以降の信教自由の歩みを概観する。さらにそこから自由の意味や少数者への視線、メディアの役割など、背後に潜む日本の文化的特質を探っていく。
 

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★ 著者紹介★
立教大学名誉教授。1935年、愛知県生まれ。専攻は宗教学、日本宗教史。主な著書に『明治宗教思潮の研究――宗教学事始』(東京大学出版会)、『内村鑑三日録』(教文館)、『日本宗教史物語』(聖公会出版)、『聖書の日本語』『中勘助せんせ』(共に岩波書店)など。また編者・監修者として『内村鑑三全集』『新渡戸稲造論集』(共に岩波書店)、『近代日本キリスト教名著選集』(日本図書センター)など多数に関わる。

 目 次


はじめに
T 禁制時代●1868‐73
 1章 フルベッキの「ブリーフ・スケッチ」
 2章 森有礼の「宗教自由論」
 3章 中村敬宇の「上書」
U 黙許時代●1873‐89
 4章 葬儀の自由
 5章 高梁教会事件
 6章 公許の建白
V 公許時代●1889‐99
 7章 大日本帝国憲法の発布
 8章 内村鑑三不敬事件
 9章 熊本英学校事件
 10章 巣鴨監獄教誨師事件
 11章 訓令一二号問題
 12章 『青年之福音』事件
W 監督時代●1899‐1912
 13章 矢部喜好の兵役拒否
 14章 蘆花の「謀叛論」
 15章 新潟の「楠公事件」
X 公認時代●1912‐38
 16章 新渡戸稲造・松山事件
 17章 上智大学靖国神社参拝拒否事件
 18章 美濃ミッション事件
 19章 奄美大島事件
 20章 矢内原忠雄辞職事件
Y 統制時代●1938‐45
 21章 灯台社事件
 22章 ホーリネス教会事件
Z 自由時代●1945‐
 23章 保障された「信教の自由」のなかで
おわりに
信教自由史略年譜

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