神の国をめざして神の国をめざして
――私たちにとっての第二バチカン公会議――
松本 三朗 著

B6判・並製・250頁 1300円(税別)(B1004)
ISBN978-4-87232-004-6


現代のカトリック教会の指針である第二バチカン公会議で出された公文書の意義と内容を わかりやすく解説します。豊富な注解と、具体的な出典箇所を明示し、第二バチカン会議が何を決定し、何を求めているのかを説明していきます。 実践的具体的な方向性を示した教会の憲法ともいえる教会憲章、典礼憲章、啓示憲章、現代世界憲章などをさまざまな側面から見つめ、「カトリックとは何か」を学ぶためにも最適です。

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 目 次

はじめに

第一章 第二バチカン公会議の背景
一、公会議とは
 (1)いつ、どのようにして、なぜ
二、公会議にいたるまで
 (1)中世から近世までの教会
 (2)政治、そして社会から教会が分離、独立する時代
 (3)第二バチカン公会議への時代
 (4)挑戦を受ける教会

第二章 公会議の全体像
一、公会議の自問自答 ―― 教会憲章 ――
二、教会憲章から生まれた憲章、教令、宣言
三、現代世界憲章 四、全体は一つ、公会議の樹

第三章 公会議の根本姿
一、対話の精神
二、多様性
三、聖と俗
四、全員参加の教会
五、キリスト中心、みことば中心
六、中央集権から生きた体へ

第四章 救いの秘跡である教会 ―― 教会憲章 ――
一、教会 ―― 交わりと一致の秘跡(秘義)
二、神の民
 (1) 神の民のかしらはキリストです
 (2) 神の民の身分は自由と品位を備えた神の子です
 (3) 神の民に与えられた掟は、「キリスが愛したように、愛しなさい」という掟です
 (4) 神の民の目的は神の国の発展です
 (5) 神の民は小さな群れです
 (6) 神の民は旅する民です
三、神の民は、預言者、王、祭司の民
四、神の民の広がり
五、信徒について
六、司教職、司祭職について
七、皆、一人残らず聖人に呼ばれている
八、修道者について
九、祭司(サチェルドス)と司祭(プレスビテル)―― 司祭の役務と生活に関する教令 ――
 (1) 祭司とは
 (2) 司祭とは
 (3) 名が体を現わすように

第五章 教会の生命の脈動 ―― 典礼憲章 ――
一、典礼は共同体の礼拝
二、キリスト中心、みことば中心
三、文化的多様性の尊重
四、典礼と日常の信仰生活
五、入信の秘跡
六、ゆるしの秘跡
七、典礼刷新の今後の課題
  (1) 翻訳から自分の言葉へ ―― 文化的土着
  (2) 典礼の学び

第六章 神のみことばは信仰の源 ―― 啓示憲章 ――
一、啓示は神と人との愛の交わりの歴史
二、聖伝は聖霊に生かされている教会のいのちの営み
三、聖書の正しい解釈 四、聖書は日々の糧

第七章 神の民の一致を目指して――二教令と二宣言――
一、神はすべての人の神
二、東方カトリック教会に関する教令
三、エキュメニズムに関する教令
四、キリスト教以外の諸宗教に対する教会の態度に関する宣言
五、信教の自由に関する宣言

第八章 宣教する教会――二教令と使徒的勧告――
一、教会の宣教活動に関する教令
 (1)神の計画に応える宣教
 (2) 宣教活動のあり方
 (3) 宣教する共同体
 (4) 宣教師の恵み
二、信徒使徒職に関する教令
 (1) 使徒職はすべての信徒の召命
 (2) 信徒使徒職とは何か
 (3) 使徒職の多様性
 (4) 信徒の特徴 ―― 世俗性
三、使徒的勧告「福音宣教」
 (1) 福音宣教とは
 (2) 福音宣教と文化(lnculturation)
 (3) 福音宣教と解放

第九章 現代世界に語りかける教会 ―― 現代世界憲章 ――
一、時のしるし
 (1) 現代は変革(変化)の時代
 (2) 人格化へのあこがれ
 (3) 社会化へのあこがれ
 (4) 全被造物の支配への望み
二、開かれた未来と責任
三、人間性の回復
四、神の像である人間の尊厳
 (1) 肉体と霊の二面からなる人間
 (2) 人間の知恵、良心、自由
五、人間と社会 六、信仰と政治
七、政教分離の意味
八、悪法は法なのか? 守るべきか?
九、人権の擁護とキリスト者
 1、食料を得る権利
 2、衣服の権利
 3、住居の権利
 4、身分選択の権利
 5、家庭をつくる権利
 6、教育に関する権利
 7、労働の権利
 8、名誉と尊厳に関する権利
 9、適正な報道に関する権利
 10、私生活を守る権利
 11、自己の正しい良心に従って行動する権利
 12、信教の自由を含む、正当な自由に対する権利
十、現代世界の緊急な問題
 (1) 結婚と家庭生活の尊さと大切さ
 (2) 文化の発展におけるキリスト者の責任
 (3) 経済と社会生活のあり方
 (4) 世界平和のために

あとがき


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