キリスト教の本質とは何か、その普遍性を見据える。
東京エキュメニカル懇談会 編
カトリック・プロテスタントを超えて、キリスト教信者は何を信じているのか。(新)共同訳聖書を生むきっかけとなったエキュメニカル協会、東京エキュメニカル懇談会のメンバーの協力の下に、宗派を超えて編まれたキリスト教の入門書。「キリスト教の物語は神の特質から始まります。そして神の特質を指す言葉は愛です 」(文中より)。キリスト教の本質とは何か、その普遍性を見据えていまなお光を放つ良書。
はじめに
第一部 キリスト者の人間理解
とり扱う領域
人間の目標
同情と正義についての物語
人間家族の物語
世界のビジョン
種々の障害物
私たちの中の障害物
外部にある障害物
ビジョンと現実との間の緊張
人間イエス
イエスの背景
最後の審判
イエスの生と死
人間の苦境
第二部 キリスト者は神をどう考えるか
宗教的疑問
どこから、そしていかにして
聖霊なる神
父なる神
信仰の跳躍
キリスト教の物語−子なる神
愛の本質
中世に語られた聖書物語
最後の審判の再考察
キリスト者の共同体
決定的出来事
エピローグ
神について語る
第三部 主要なキリスト教用語
救済・救いの業・救世主
罪
悔い改め
あがない(贖罪)
受 肉
復 活
昇 天
キリスト
三位一体
教 会
礼 拝
祈 り