カルメル会での観想生活から生まれた本書は、聖書に記された人間の姿、十戒の現代的意義やイエスの生き方を通して、神と生きた出会いへと読者をいざなう。
中川博道(なかがわ・ひろみち)
カルメル修道会司祭
北海道出身。
1975年、カルメル修道会入会。
1984年、司祭叙階。
〔最新刊刊行当時〕
天地創造、カインとアベルの物語など、聖書に記された人間の姿、そして十戒の現代的意義や主の祈り、イエスの生き方をていねいに見ていくことを通して、心の奥底で、神との生きた出会いへと読者をいざなう。カルメル会での40年にわたる観想生活から生まれた本書は、カルメルの霊性に触れ、味わう入門書としても最適。
1 生きることの原点
2 「聴く」という生き方の意味
3 私とは誰?――自らの存在に聴き入る
4 独りでは自分になれない私
5 存在の根のずれとゆがみ
6 兄弟性におけるずれとゆがみ
7 問題性からの脱出
8 信じるということ
9 イエスに出会うということ
10 福音が語るイエス・キリスト
11 食べられるものとなられた方の思い
12 イエスに近づく
13 呼び集められた人々(1)――教会のイメージとしてのマリア
14 呼び集められた人々(2)――教会のイメージとしてのご訪問
15 現代という荒れ野を歩む道(1)
16 現代という荒れ野を歩む道(2)
17 現代という荒れ野を歩む道(3)
18 主の祈り――主とともに生きる道
19 苦しみの中のイエス
20 生きるイエスを捜し続ける教会
21 キリストを生きる生活基盤
22 「心の深い深い、いちばんの奥底」へ
エピローグ 「人とは何ものか(詩編8)」――アイノタメの道
引用・参考文献
あとがき