「分断された世界に癒やしをもたらしひとつになろう」というミッションを携え、一人のシスターがインド北東部で医療活動を始めた。
人々の営みや表情、歴史、多種多様な文化を、写真と文章(日英併記)で紹介する。
Sr.延江がファインダー越しに見た未知なるインドと出会う一冊。
延江 由美子(Yumiko Nobue) 1963年、東京都生まれ。高校3年生の夏から1年間、アメリカン・フィールド・サービス(AFS)の交換留学生としてニューヨーク州に滞在。1987年、北海道大学大学院獣医学研究科修了。1992年、アメリカ・カトリック大学看護学部卒業。 1995年、メディカル・ミッション・シスターズ(MMS)に入会。アメリカ管区で養成を受け、さまざまな統合療法を習得。2000年、インド北部管区に派遣される。2007年、インド北東部管区に異動。その後、2011年に活動拠点を東京に移してからはインド北東部についての講演会や執筆、大学非常勤等に従事しながら、主にインド北東部やアメリカ・フィラデルフィアを定期的に行き来してMMSの活動を続けている。 2015年に写真集『MovingCloud Flowing Water: A Journey Into North East India 』(邦題=行雲流水――インド北東部への旅)を出版。〔最新刊刊行当時〕 |
メディカル・ミッション・シスターズ(MMS/医療宣教姉妹会)の会員として「分断された世界に癒やしをもたらしひとつになろう」というミッションを携え、2007年からインド北東部での医療活動を開始。この地で出会った人々の営みや表情、歴史、多種多様な文化を、写真と文章(日英併記)で紹介する。シスター延江がファインダー越しに見た未知なるインドと出会う一冊。
「本書に登場する人々の言語、文化、生活、歴史的背景は極めて多様性に富み、また複雑に入り組んでいます。それぞれの土地にしっかりと根付いた日々の暮らしにはいつも歌と踊りがあり、力強い色彩が溢れ、そこに私は大きな流れの中に紡がれるいのちを感じるのです」(あとがき
より)。
メディアで紹介されました
●朝日新聞(2022年4月26日付)「ひと」欄の「インドでボランティアを続ける看護師 延江由美子さん」で本書が紹介されました。 NEW
ショップで紹介されました
●音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから『旅』を感じさせてくれる書籍をセレクトしている「旅の本屋 のまど」(店頭・ネット)で本書が紹介されました。
Contents
はじめに
Introduction
道標(みちしるべ)
マリア・ホーナング
Invitation
Maria Hornung
インド北東部における
メディカル・ミッション・シスターズの活動の歩み
レティチア・エアルテイル、延江由美子
Brief history of Medical Mission Sisters in North East India
Laetitia Aerthayil, Yumiko Nobue
インド北東部の地図
Map of North East India
CHAPTERT NAGA
山に響く民のうた
Melodies Echo in the Mountains
ESSAY 01
ナガの人々
Naga people
ESSAY 02
第二次世界大戦―ナガと日本兵
World War II: The Naga people and Japan
ESSAY 03
石
Stone
COLUMN 01
民族衣装
Dress
CHAPTER II ASSAM
自然と共に
One with Nature
COLUMN 02
民芸品
Crafts
COLUMN 03
食べ物
Foods
CHAPTERV GARO
人々が紡ぐ暮らし
Tapestry of Life
ESSAY 04
言い伝え
Narratives
COLUMN 04
市場
Market
CHAPTERW KHASI
分かち合う風景
Treasures in Relationship
ESSAY05
市場でのこと
Market Scenes
ESSAY06
クワイの物語―ある小屋での惨劇
Story of KWAY: Tragedy in a hut
ESSAY07
リカイ―身投げの滝
Noh Ka Likai Falls
あとがき
Epilogue
謝辞
Acknowledgement
著者略歴
Biographical Note
参考文献
Bibliography