カトリックのミサを式次第に沿って舞台を鑑賞するように解説。「最後の晩さん」を記念する教会典礼の内容を深く味わうために、求道者・新受洗者にも理解しやすい構成。イエス・キリストとその弟子たちが示した圧倒的な愛とゆるしの姿を感じ取る体験へと導きます。日本カトリック典礼委員会担当司教・白浜満師推薦。
吉池好高(よしいけ よしたか)
カトリック東京教区司祭、東京カトリック神学院講師。
1941年長野県生まれ、1970年司祭叙階。
〔最新刊刊行当時〕
「ミサの鑑賞という表題はいささか問題があるかもしれません。ミサは鑑賞の対象ではなく、私たちが行動的に参加し、ともにささげるものだからです。しかし、ともに参加し、ともに祈るためには、ミサの中でどのようなことが行われ、どのようなことが祈られているのか、ミサの参加者である私たちに正しく理解されていなければなりません。カトリック教会の現行のミサ式次第に沿ってそれを味わうことは、ミサへの主体的、行動的参加のための出発点であると思います。ミサ式次第、典礼文は、私たちがささげるミサの台本のようなものです。演出家や俳優たちが上演する演劇の台本を読み込むように、あるいは、指揮者や演奏家が演奏する曲目の楽譜を前もって念入りに研究するように、ミサを私たちの祈りとするためには、まずミサの式次第と典礼文を味わうことが大切です。」(本文より)
以下のメディアで紹介されました
●キリスト新聞の書評で取り上げられました。【書評】『ミサの鑑賞 感謝の祭儀をささげるために』吉池好高 著
推薦のことば
はじめに
ミサへの招待
第一部 ミサの成り立ち
第二部 ミサ式次第に沿って
T 開 祭
入祭の歌
あいさつ
回 心
あわれみの賛歌
栄光の賛歌
集会祈願
U ことばの典礼
聖書 第一朗読
答唱詩編
聖書 第二朗読
アレルヤ唱(または詠唱)
聖書 福音朗読
説 教
信仰宣言
共同祈願
V 感謝の典礼
供えものの準備
奉納祈願
奉献文 ―感謝の祈り―
叙 唱
感謝の賛歌
奉献文
交わりの儀
主の祈り
平和を願う祈りとあいさつ
平和の賛歌
拝 領
W 閉 祭(派遣)
派遣の祝福
あとがき