聖書の成立過程や歴史的背景を述べ、現代の視点から聖書との新たな出会いへと導く。
アンドレ・コレーン
淳心会司祭。1941年ベルギーに生まれる。
ルーベン大学、リオン・カトリック大学(Institut Catholique)、ローマ教皇庁立聖書研究所で学ぶ。神学修士、聖書学修士。
1970年来日、東京、広島などで司牧に携わる。1982年以降1995年まで大阪の堺カトリック教会で聖書を中心としたグループの指導に当たる。
1981年より英知大学神学科講師(新約聖書学)として信仰養成のプログラムに協力し、現在助教授。
〔最新刊刊行当時〕
聖書の成立過程や歴史的背景と現代的視点から、読者を聖書との新たな出会いへと導きます。大学でのキリスト教概論や信徒養成プログラムのテキストとして好評の一冊。
姉妹編として『ナザレのイエス――私が描くイエスのスケッチ”』があります。
はしがき
第一部 聖書入門
1 今日の教会における聖書の大切さ
2 聖書の世界
3 聖書と読者との「出会い」
4 旧約聖書の構造と新約聖書の分類
第二部 イエス時代におけるパレスチナ
1 政治状況
2 地理的状況
3 パレスチナの言語
4 経済状況
5 宗教・社会状況
第三部 四福音書に見るナザレのイエス
第四部 イエスから福音書まで