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書籍詳細book detail

暦とキリスト教 土屋吉正 著

商品イメージ1

暦とは何か。古代のさまざまな暦から、キリスト教の典礼暦の成り立ちまでをより深く学ぶために。文字も大きくなって読みやすくなりました。カトリック、聖公会、ルーテル教会、日本基督教団、東方正教会の教会暦対照表付。

商品番号: 022-0
ISBN978-4-87232-022-0
A5判・並製・280頁
1982年 初版発行
定価: 2,530(税込)


  

著者の紹介

土屋吉正(つちや・よしまさ)
1926年 東京生まれ
上智大学大学院 哲学・神学専攻
2012年 帰天
〔最新刊刊行当時〕
著書『典礼の刷新』オリエンス宗教研究所
  『ミサがわかる』オリエンス宗教研究所
訳書『キリスト秘義と救いの歴史』あかし書房
  『聖ヒッポリュトスの使徒伝承』オリエンス宗教研究所

内容の紹介

キリスト教と現代の公用暦との歴史的関係や暦と典礼について解説します。古代のユダヤ暦やユリウス暦、そしてグレゴリウス暦は、どのように違うのか。 週と主日、祝祭日の起こり、それらの典礼的な意味とは。教会典礼をより深く学ぶ上で欠かせないユダヤ教の安息日の規定や最後の晩餐の時期の論争などにも言及しています。

目次

まえがき

第一編 暦と聖書――週の起源


第一章 古代のユダヤ暦

第二章 安息日と週の起源

第三章 アポクリファにあらわれた
    古代のヘブライ暦

第四章 古代ヘブライ暦における
    安息日と祝祭日

第五章 旧約聖書にあらわれた古代ヘブライ暦

第六章 古代ヘブライ暦の農耕暦的性格と
     置閏法
第一節 農耕暦としての可能性
第二節 年始と朔日の決定法
     第三節 新月と一か月
     第四節 置閏の可能性

第七章 『死海文書』にあらわれた
        古代ヘブライ暦

第八章 福音書にあらわれた古代ヘブライ暦
第一節 最後の晩餐と過越の日付
第二節 最後の晩餐は
     木曜日か、火曜日か?
第三節 最後の晩餐火曜説の問題点

第九章 後代に残された古代ヘブライ暦の影響
第一節 ユダヤ教に残された証言
第二節 主日に祝う復活祭と聖霊降臨祭
第三節 最後の晩餐火曜説の系譜
第四節 最後の晩餐木曜説の証言と実践


第二編 暦と教会――公用暦の由来

第一章 ユリウス暦の成立
第一節 古代ローマ暦
第二節 ユリウス・カエサル
第三節 アウグストゥス

第二章 週と日曜日
第一節 七日と曜日
第二節 主 の 日
第三節 休日としての日曜日
  
第三章 復活祭の日取り
第一節 過越祭と復活祭
第二節 復活祭論争とニケア公会義
第三節 周期的計算の試み

第四章 キリスト紀元と教会暦
第一節 ディオニシウスとべーダ
第二節 万年ユリウス暦
第三節 教会暦の形成
  
第五章 グレゴリウス暦
第一節 ユリウス暦の誤差
第二節 グレゴリウス十三世による改暦
第三節 復活祭の期日計算の補正
  
第六章 グレゴリウス暦の普及
第一節 宗教改革の余波
第二節 近代化の一環
    ――日本の明治改暦
第三節 ロシアと東方正教会
  
第七章 世界暦への動き
第一節 公用暦としてのグレゴリウス暦
第二節 世界暦への提案
第三節 改暦に対するカトリック教会の姿勢


第三編 暦と典礼――キリスト秘義の記念
  
第一章 典礼暦の歴史と神学
第一節 典礼における聖書朗読と
          正典の結集
第二節 教会における聖書日課の形成
第三節 主の過越の秘義を祝う主日と季節
第四節 四旬節と断食
第五節 四旬節の聖書朗読と
         ヨハネによる福音書
第六節 受難朗読と主の過越の記念
第七節 聖地における聖週間の典礼の
         形成とその後の発展
第八節 復活節と秘義教話
第九節 主の顕現の秘義を祝う季節
第十節 キリスト教の祝祭日の神学
  
第二章 聖書朗読と典礼暦年
第一節 聖書朗読の歴史
第二節 新しい朗読配分
第三節 典礼暦年の周期とその活用
第四節 典礼秘義の神学
第五節 典礼的霊性

年 表
教会暦対照表

あとがき


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