すべての信者のための典礼奉仕の手引き。祭壇・聖体奉仕など個々の役割をやさしく解説。第2版として改訂内容が盛り込まれています。
オリエンス宗教研究所 編
すべての信者が招かれている典礼奉仕の役割を理解し、実践するためのポイントをまとめました。祭壇奉仕や聖体奉仕ばかりでなく、障害をもつ方や高齢者、外国籍の信者の方とともに典礼をささげる場合、子どもの信仰教育とミサとの結びつき、「司祭不在のときの主日の集会祭儀」などについてもわかりやすく解説。終身助祭の現場での姿や、司祭が不在の際の実践例も紹介しています。教会委員や典礼委員のテキストとしてもご活用ください。
このたび刊行された第2版では、日本カトリック典礼委員会編『カトリック儀式書 ミサ以外のときの聖体拝領と聖体礼拝』改訂新版、日本カトリック司教協議会著『日本におけるミサ中の聖体拝領の方法に関する指針』、および『新しい「ローマ・ミサ典礼書の総則」に基づく変更箇所 2015年11月29日(待降節第一主日)からの実施に向けて』に基づいた内容に変更されています。また、第二バチカン公会議の『典礼憲章』『教会憲章』の本文引用がある箇所は、あらたに刊行された『第二バチカン公会議文書』改訂公式訳に準拠しています。
T ともにささげるために
第1章 典礼と私たちの役割
第2章 集会づくりと進行のための奉仕
――――Q&A(「信者」と「信徒」「祭司」と「司祭」)
第3章 障害者・高齢者とともに
第4章 外国籍の信者とともに
第5章 子どもたちとともに
U 仕え合うために
第6章 朗読奉仕と聖歌奉仕
――――Q&A(A年、B年、C年とは・典礼暦年のしくみ)
第7章 共同祈願に関する奉仕
第8章 祭壇奉仕
第9章 聖体奉仕
第10章 司祭不在のときの主日の集会祭儀
●コラム 集会祭儀、さまざまな試み
1 共同宣教司牧の中で ――大阪教区の場合
2 信徒の共同奉仕として――札幌教区の場合
3 終身助祭と集会祭儀 ――那覇教区の場合
エピローグ ――生活の中での奉仕
共同祈願意向例文集
参考文献索引 ―― こんなときには?