“神の愛”と“いやし”の場である教会が、こころを病む人とどのようにかかわることができるのか。医学と宗教の両側面から、周囲の人が知っておくべきことを、わかりやすく説明。認知症・高齢者介護についても紹介します。
英 驤齪N(はなふさ・りゅういちろう)
イエズス会会員、カトリック麹町(聖イグナチオ)教会助任司祭
著 書『希望の光――危機を通して、救いの道へ』、『教会と学校での宗教教育再考――〈新しい教え〉を求めて』(オリエンス宗教研究所)などがある。〔最新刊刊行当時〕
井貫正彦(いぬき・まさひこ)
精神科医、中村古峡記念病院医師
こころを病む人に対して、周囲はどのように対応したらいいのか――精神科医・カウンセラー・宗教者らが、医学と宗教の両面から分かりやすく解説する。グリーフケア・認知症の高齢者介護などの具体例も紹介。
はじめに
目次
T こころを病む人とのかかわり
第1章 いやしの業を担う教会(英 驤齪N)
第2章 医療における宗教の役割(賀陽 濟)
第3章 人間のこころの病について(石井 毅)
第4章 こころの問題の基礎知識と実践(井貫正彦)
第5章 教会におけるカウンセリング(賀来周一)
U 当事者の思い・サポートする側の経験から
第6章 いのちの電話の現場から(林 義子)
第7章 野宿生活者とこころの病(古塩英輔)
第8章 認知症の方のグループホームを運営して(追立季治)
第9章 精神障害者として生きる(小林尚美)
第10章 統合失調症の子を持つ親として(呉 慎次郎)
第11章 自殺未遂を経験して(奥住由貴子)
第12章 グリーフケアにかかわる立場から(木慶子)
第13章 こころの闇をかかえる人とどのようにかかわるか(英 驤齪N)
おわりに
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