著者の既刊書『現代の荒れ野で』に収められた論考のうち、長く読み継がれている2編を再録し、さらに新たな説教・著作を加えて読みやすく編纂された一書。癒しを求める方へのプレゼントにも。
岡田 武夫(おかだ・たけお)
名誉大司教。1941年千葉県生まれ。1973年カトリック東京教区司祭となる。1991年浦和教区(現さいたま教区)司教2000年東京大司教に着座。元日本カトリック司教協議会会長。主な著書は、『現代の荒れ野で』、『信じる力』(オリエンス宗教研究所)などがある。〔2020年7月現在〕
人生を歩み続けるわたしたちの希望は、どこに示されているのか。著者の既刊書『現代の荒れ野で』に収められた論考のうち長く読み継がれている2編を再録し、さらに新たな説教・著作を加えて編纂された一書。今を生きるすべての人々へ贈る、癒しと励ましのメッセージ。
まえがき
第1章 キリストの光を証しする
1 聖ヨセフの信仰
2 自分から出て行く
3 世界を刷新するために
4 信仰の記憶とは
5 尊者・福者・聖人とは
6 イエスは世の光
第2章 殉教者と現代
1 世俗化社会と信仰
2 使徒ペトロ・パウロの殉教
3 パウロの熱意と悪との戦い
4 ペトロ岐部の忍耐と希望
5 生きる希望を告げる
第3章 兄弟姉妹に目を向ける
1 兄弟愛と食糧問題
2 病人の不安と孤独を共に
3 人々の希望のしるしに
4 人生の不公平に目を
5 世界の問題と真理の力
第4章 救いへの招き
1 救いを待ち望む
2 癒しの意味
3 神の至福へ
第5章 宗教と寛容
1 暴力行使の歴史
2 他宗教の教え
3 神との出会いの機会
4 不寛容を超えて
エピローグ 「あなたがたに平和があるように」
初出一覧