遠藤周作の小説『侍』を題材に日本人のキリスト教受容を見つめ、さらにリジューの聖テレーズとの比較を試みながら、イエス、教会、福音宣教のあり方を再考する。遠藤文学をより深く理解するために。
星野 正道(ほしの・まさみち)
1950年、東京・杉並区生まれ。国立音楽大学卒業。ピアノを専攻。聖アントニオ神学院卒業。哲学・神学を修める。1993年、カトリック司祭に叙階される。現在、東京教区司祭・和歌山信愛大学教授。
著書に『崩壊の時代に射す光――ヨブとミツが立つ世界の中で』、『いのちへの答え――傷つきながらも生きる』(ともにオリエンス宗教研究所)他がある。〔2020年7月現在〕