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聖年特別企画 オリエンス・セミナー
『オリエンス・セミナー』2025年 聖年特別企画
<テーマ>
聖年を歩み、生きるために
ファシリテーションの方法を学ぶ
主催:オリエンス宗教研究所 協力:カトリック東京大司教区
聖年を希望をもって歩むために、カトリック東京大司教区の協力のもと、第16回通常シノドスで行われた「霊における会話」の進め方を中心に、その要となるファシリテーションの実践方法を学び、身につけるプログラムを開催いたしました。
閉会のごあいさつ オリエンス宗教研究所 所長 カブンディ・オノレ(淳心会司祭)
皆様、オリエンス・セミナー特別企画にご参加いただき誠にありがとうございました。このセミナーを結ぶ前に、オリエンス宗教研究所を代表して締めくくりのごあいさつを述べさせていただきます。
このセミナーの立ち上げに、ファシリテーションの方法を学ぶことを目標としました。東京大司教区の協力がなければ、オリエンスセミナー特別企画を開催することができませんでした。東京大司教区をはじめ、スタッフの皆様とファシリテーターの皆様に感謝申し上げます。
このプログラムでは、希望の巡礼者として聖年を歩み、生きるために、第16回通常シノドスで行われた「霊における会話」の意味とその進め方を確認し、それぞれの現場でファシリテーションを行うための実践方法をご一緒に学ぶためのものでした。
短い期間ではありましたが、皆様は、七回行われたこのプログラム、講話と「霊における会話」の実践を通して、この目標達成なさったかと思います。すでに、お聞きになったことですが、社会において「霊における会話」は、「聖霊に耳を傾けて聴く」ということです。「霊における会話」の前提として、まず、聖霊の導きに心を開く必要があります。そして、聖霊はすべての人に与えられるということを認識し、他者を通して語られることの内容を識別しなければなりません。そのためには、聖霊に聴くための相応しい態度が必要なのです。それは、謙虚で、注意深く、聖霊の臨在に自らを開くという、ひと際大切で特殊な時を持つということです。
「霊における会話」は、次の2つの基本的なスキルまたは実践から構成されます。一つは積極的に聞くこと。もう一つは、心から話すことです。相手が経験していること、そして自分自身が経験していることが尊重されます。根本的な質問は、「他の人と私の中で何が起こっているのか、そして主は私と相手の中でどのように働いているのか」という点に着目することです。
忘れないでください。聖霊の声を聴き分けるように心を整えましょう。聖霊の声は静かで小さな声であり、聞こえるよりも感じられる声です。それは心に刻み込まれた思考として心に浮かぶ霊的な声です。聖霊の声を聞くためには、祈りと黙想を通じて神との親密な関係を育むことが不可欠です。祈りは神とのコミュニケーションの手段であり、私たちの懸念や願い、必要について神に話すことができます。一方、瞑想は私たちの内面とつながり、内にある神の声に耳を傾けることを可能にします。定期的に祈り、聖書を黙想することで、私たちは内なる聖霊の臨在にますます敏感になり、その声を聞き、指示に従う準備が整います。
「霊的な会話」というものは、狭く理解すべきではありません。エマオの弟子たちのように、人生の旅路でさまざまな形、またさまざまな方法でともに歩んでくださる主に耳を傾けるように努力しましょう。エマオの弟子たちは、道中の会話の中で自分たちの心が「燃え上がった」ことを思い出してキリストを認識しました。このように日常の会話の中でも霊が心に触れ、神へと導いてくださるのです。
本日は最後までご参加いただきありがとうございました。短い時間ではありましたが、有意義な内容となりました。今後もこのような機会を通じてファシリテーターの養成と霊性の学びを深めていきたいと思います。以上をもちまして、オリエンス宗教研究所のセミナー 2025年 聖年特別企画のプログラムを終了いたします。
場所
カトリック松原教会 聖堂(地図)
〒156-0043 東京都世田谷区松原2-28-5
(京王線・井の頭線「明大前駅」より徒歩5分)
日時・講師
各回14時〜17時(会場参加のみ全7回・8月休講/下記日程参照)
※各回ごとの参加はできません。
プログラム内容
1. 5/17(土) オリエンテーション
開会のあいさつ オリエンス宗教研究所
所長 カブンディ・オノレ
(淳心会司祭)
ビデオメッセージ 菊地功枢機卿
(東京大司教区大司教・第16回シノドス通常総会参加者)これからの教会における信徒の役割
概要説明
オリエンス職員 霊における会話とは何か
実践
「霊における会話」概要説明ののち、聖書の箇所を使って霊における会話を実践してみます。
2. 6/21(土) 弘田しずえ
(べリス・メルセス会会員・第16回シノドス通常総会参加者)
講話
シノドスとは何だったのか、何なのか、何のためか
実践
シノドスを振り返る、霊における会話――シノドスの意義についての分かち合い。各自、講義を聞いて感じたこと、響いたことについて、グループに分かれて行います。
3. 7/19(土) 小西広志
(フランシスコ会司祭)
講話
シノダリティーにおけるファシリテーションの意味
実践
ファシリテーションの意味について、霊における会話――ファシリテーションの誤った理解や濫用を防ぐために、過去の失敗事例からの学びを踏まえて、教会の分裂を導かないようにその立場を確認します。グループに分かれ、ファシリテーターが手本を示し、参加者自身がファシリテーターをしてみます。
4. 9/6(土) 西村桃子
(セルヴィ・エヴァンジェリー会員・第16回シノドス通常総会議長代理)
講話 「霊における会話」ファシリテーションのスキルを学ぶ(1) ファシリテーションの実践上のポイント説明
実践
ファシリテーションの体験――聖書をともに読み、霊における会話を各自実践してみます。
5. 10/4(土) 西村桃子
(同上)
講話
「霊における会話」ファシリテーションのスキルを学ぶ(2) ファシリテーションの実践上のポイント説明
実践
ファシリテーションの体験――教会での話し合いにおける応用。各小教区で自発的にどのような場面で「霊における会話」を実践するかについて分かち合いを行います。
6. 11/15(土) 山内保憲
(イエズス会司祭)
講話
社会の中でのファシリテーションの方法
実践
一般社会で霊における会話をどのように活かしていけるか―― ファシリテーションの体験をしながら、分かち合いを行います
7. 12/6(土) アンドレア・レンボ司教
(東京大司教区補佐司教)
講話
霊における会話の実践と宣教における信徒の役割
実践
「霊における会話」の実り豊かな実現を目指して、ともに福音を伝えるためには――福音をともに味わい、伝えるためにはどのような心構えであるべきかについて、分かち合いを行う。その際、より深い分かち合いとなるために何に気を付けたらいいのかについて話し合います
閉会のあいさつ オリエンス宗教研究所
所長 カブンディ・オノレ
(淳心会司祭)
派遣の祝福 アンドレア・レンボ司教
お問い合わせ先:
〒156-0043 東京都世田谷区松原2-28-5
Tel 03-3322-7601 Fax 03-3325-5322
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