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月刊 福音宣教

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2024年 年間テーマ:神と他者へと開かれる  バックナンバー (著者・記事一覧)

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○月刊『福音宣教』トップページ



○富士山マガジンサービスからご注文

●2024年 1月号 品切れ

新年に寄せて

争いの文化から共に生きるケアの文化へ  コンスタンチノ・コンニ・カランバ(オリエンス宗教研究所所長)
巻頭特別企画

◆拓く教会・閉じる教会――それでも対話を続けよう (1)共同体に求めるものの多様性  森本真由美(組織開発コンサルタント・カウンセリング心理士)
 教会が開かれ、対話が積極的になされるためにはどうしたらいいのか、組織開発コンサルタントの著者が分かりやすく解説する連載。今回は、人々が教会に何を求めているのか、その多様性についての気づきから考察が始まっています。
フォーラム

◆地雷除去ロボットの開発と脱炭素社会への道(上)  鈴木 隆(イエズス会霊性センター「せせらぎ」スタッフ、学校法人ザベリオ学園理事長)
 
悪魔の兵器と呼ばれる地雷の撤去は、撤去しなければ膨大な市民の犠牲者が出、その撤去作業においても数多くの犠牲者を出します。長年の開発の末ついに実用化に成功した地雷撤去ロボットの普及には、しかしまだ困難が伴っています。
月間テーマ シノドス第1会期レポート

◆霊における会話――祈りのうちに聞き、聖霊が導く  西村桃子(セルヴィー・エヴァンジェリー宣教者の会宣教師)
 
シノドス議長代理の著者が、今回の会議で本質的な役割を果たした重要な進め方「霊における会話」についてのポイントを説明。日本の小教区のどの場面でもこの方法を取り入れることが可能であり、教会が大きく変わり得る、非常によく考えられたメソッドをぜひ学びましょう。
◆インタビュー シノドスを振り返って(1)――教会には認められていない人々が大勢いる  弘田しずえ(べリス・メルセス宣教修道女会会員)
 
過去のシノドスにも参加し、直接それを知る弘田氏に、国際的な幅広い視点から今回のシノドスの革命的な新しさについて語っていただきました。一般メディアからは伝わってこない、シノドスの実際の内部の感触を感じてみましょう。
◆シノドスの3つのシンボル――丸テーブル・QRコード・参加者  菊地 功(東京教区大司教)
 
各国から集まった、お互いに知らない、立場や文化が異なる348名の参加者がQRコードで厳しく出欠を管理されながら、長時間、12名の小グループに分かれ、友となり、真剣に語り合った情景が分かりやすく描写されています。
連 載

◆京・江戸・博多、そして巴里 23 福岡カトリック神学院  南野 森(憲法学者
◆預言者と現代――私たちは旧約預言者とどう向き合うべきか 第1回 預言者とは何か  北 博(聖書学者
◆美しい日本の所作――典礼の文化内化のために 1 わたしを見た者は、父を見たのだ  フランコ・ソットコルノラ
(聖ザベリオ宣教会司祭)
◆信仰を養う主日の福音 第2回 B年 神の母聖マリア~年間第4主日  雨宮 慧
(東京教区司祭)
◆私とイエスの出会い 第12回  いただいた気づきを大切にしたい  阿南孝也
(「こころのともしび」代表役員)
◆ヘブライの言葉、イスラエルの物語 第12回 「占星術の学者たち」という歴史  高橋洋成
(セム語〈ヘブライ語〉学者)

◆つうしん

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●2024年 2月号

巻頭特別企画

◆拓く教会・閉じる教会――それでも対話を続けよう (2)互いに影響し合う関係性  森本真由美(組織開発コンサルタント・カウンセリング心理士)
フォーラム

◆地雷除去ロボットの開発と脱炭素社会への道(下)  鈴木 隆(イエズス会霊性センター「せせらぎ」スタッフ、学校法人ザベリオ学園理事長)
 
地雷撤去プロジェクトは、地雷が撤去された跡地にウチワサボテンを植樹するプログラムと結びついています。ウチワサボテンは二酸化炭素の吸収力に優れているばかりではなく、大気中の二酸化炭素をシュウ酸カルシュウムとして固定化し、800度の熱を加えても二酸化炭素に分解されず、半永久的に閉じ込めることができるのです。
月間テーマ 互いに深く聞き、考え、対話する

◆対話の可能性を求めて 納富信留(東京大学人文社会系研究科教授)
 
真の対話は、完全に対等な立場でしかありえず、それは常に役割や立ち位置がつきまとう社会や、通常の日常生活ではほぼあり得ないと著者は反省を促します。優劣や立場を超えて、より善く生きるために対等な立場をめざして対話を行い、真理を共同探究しようとする姿勢が大切です。
◆哲学対話の意義――暴力の回避と沈黙  河野哲也(立教大学文学部教授)
 
初等・中等教育や地域社会のなかで哲学対話の実践を指南し続けている著者。それは人々をつなげるばかりではなく、平和構築の基礎であり、暴力回避に非常に有効であることを、自身の経験や内外の実例から紹介します。
◆みことばに駆り立てられ、共同宣教司牧を実践する レナト・フィリピーニ(聖ザベリオ宣教会司祭)
 
聖書的知識をただ勉強するのではなく、聖書をもとに人々と分かち合うことで、み言葉と人々の間に生きた関係が生まれます。するとみ言葉はその人の心だけにとどまらず、他者へと開かれていきます。そこから実際にみ言葉を実践することが、共同宣教司牧の本来のあるべき姿です。
連 載

◆風よ! 炎よ! 私にことばを! 28 イエスが語る2つの現実  久保文彦本誌企画委員
◆京・江戸・博多、そして巴里 24 「メリノールの!」  南野 森(憲法学者
◆預言者と現代――私たちは旧約預言者とどう向き合うべきか 第2回 預言者と王権  北 博(聖書学者
◆美しい日本の所作――典礼の文化内化のために 2 しるしがあらわしていること  フランコ・ソットコルノラ
(聖ザベリオ宣教会司祭)
◆信仰を養う主日の福音 3 B年 主の奉献~四旬節第2主日  雨宮 慧
(東京教区司祭)
◆私とイエスの出会い 第13回 「私はクリスチャンになってやった」  小池政男
(日本カトリック障害者連絡協議会事務局長)
◆ヘブライの言葉、イスラエルの物語 第13回 「ヨハネ」という福音  高橋洋成
(セム語〈ヘブライ語〉学者)

◆つうしん

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●2024年 3月号

巻頭特別企画

◆拓く教会・閉じる教会――それでも対話を続けよう (3)ボンディング型・ブリッジング型ソーシャルキャピタル 森本真由美
(組織開発コンサルタント・カウンセリング心理士)
フォーラム

◆フレンドシップ・ウィズ・林尚志神父  中井 淳(イエズス会司祭)
 
中井淳師と林尚志師は、自由な友情、強い絆で師弟関係が結びついています。本稿からにじみ出ている修道司祭たちの、柔らかく温かい、そして情熱を宿す心の連帯が、差別や困難に苦しむ韓国の人々と共に寄り添う原動力になっていることを知らされます。
月間テーマ 宗教、教会の現状を前に

◆対談 宗教界の経済困難(1)――経済構造の違い  鵜飼秀徳(ジャーナリスト・作家・正覚寺住職)×伊能哲大(フランシスコ会士)
 
日本の伝統的な宗教の存続が危ぶまれる現在、立ちはだかっているのが経済問題です。特に地方の教会は都市部と比較して厳しい状況に立たされています。仏教も後継者不足で廃寺が増え、多くの僧侶は社会に出て就職しています。私たちもこの現実を直視しましょう。
◆一地方教会、新潟教区の現状――これまで、そして、これから  大瀧浩一(新潟教区司祭・教区事務局長)
 
新潟教区は、人口がそもそも少ないことから、信徒も少なく、少子高齢化の影響を非常に大きく受けています。ある地域では司祭の給与が出ないほど信徒数が減少しています。歴代司教たちのさまざまな方策、教区の努力にもかかわらず解決しない課題の大きさを認識させられます。
◆被災地で見続けた希望  柳谷雄介(日本基督教団新生釜石教会)
 
東日本大震災で被災した教会の牧師に、その経験を振り返っていただきました。――苦しむ時、イエスが確実にその場にいたこと、希望の灯が人々の心にあったこと。また、震災後、支援活動が収束した時、過労と心痛で仕事ができなくなってしまったこと。――交錯する痛みや喜び、その心の底の思いを打ち明けてくださいました。
連 載

◆風よ! 炎よ! 私にことばを! 29 地方教会の可能性  久保文彦本誌企画委員
◆京・江戸・博多、そして巴里 25 カトリックの月刊誌  南野 森(憲法学者
◆預言者と現代――最初の記述預言者アモス――正義を洪水のように 第3回 預言者と王権  北 博(聖書学者
◆美しい日本の所作――典礼の文化内化のために3 しるしによって体験する  フランコ・ソットコルノラ
(聖ザベリオ宣教会司祭)
◆信仰を養う主日の福音 4 B年 四旬節第3主日~復活の聖なる徹夜祭  雨宮 慧
(東京教区司祭)
◆私とイエスの出会い 第14回 神様に捕らえられて  柳沼千賀子
(フードバンク二本松代表)
◆ヘブライの言葉、イスラエルの物語 第14回 「イザヤ」という速報  高橋洋成
(セム語〈ヘブライ語〉学者)
◆この一冊 『非暴力による平和創造――ウクライナ侵攻と日本国憲法』  木村公一(日本バプテスト連盟いとしま聖書集会牧師)

◆つうしん

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●2024年 4月号

巻頭特別企画

◆拓く教会・閉じる教会――それでも対話を続けよう (最終回)「霊における会話」という経験の共有  森本真由美
(組織開発コンサルタント・カウンセリング心理士)
フォーラム

◆対談 宗教界の経済困難(2)――地域創生をどう担うか  鵜飼秀徳(ジャーナリスト・作家・正覚寺住職)×伊能哲大(フランシスコ会士)
世のメタファーを読む

◆眠れる個体の夢みる世界  濱田欧太郎(イエズス会司祭)
月間テーマ 傷ついた子ども、青少年に寄り添う(1)

◆インタビュー 青少年の居場所Kiitos、白旗眞生さん  編集部(新潟教区司祭・教区事務局長)
 
家族がもはや子育ての場として機能していない、いわゆる「機能不全家族」の中で育った子どもたちのために食事を作り、居場所を提供し、子どもたち同士による「育ちなおし」「育ちあう」を涵養する居場所に「Kiitos」があります。代表の白旗眞生氏のお話からは、子どもをやわらかく受けとめるこの場所特有の温かさが感じられます。
◆子どもの声を聴きたい――チャイルドラインという電話  内田如理(かわさきチャイルドライン事務局長)
 
電話による子どもからの相談を傾聴するチャイルドラインでの活動を続ける内田如理氏による寄稿です。子どもへの指導やアドバイスをせず、秘密厳守の上、名前も言わなくてよい、また突然切ってもよいという「やくそく」を交わしたうえで、徹底して子どものありのままを尊重しています。受け手に徹する電話相談の現場の声を聞いてみましょう。
連 載

◆風よ! 炎よ! 私にことばを! 30 3つの夢  萩原千加子カリタス女子中学高等学校校長・本誌企画委員
◆京・江戸・博多、そして巴里 26 読み手はどこに  南野 森(憲法学者
◆預言者と現代――最初の記述預言者アモス――正義を洪水のように 第4回 イザヤ――人間のものではない剣  北 博(聖書学者
◆美しい日本の所作――典礼の文化内化のために 4 典礼の心=愛の秘跡  フランコ・ソットコルノラ
(聖ザベリオ宣教会司祭)
◆信仰を養う主日の福音 5 B年 復活節第2主日~復活節第5主日  雨宮 慧
(東京教区司祭)
◆私とイエスの出会い 第15回 リスぼんのWYDサバイバル体験記  中井美帆
(デザイナー、アーティスト、東京教区カテキスタ)
 
弊誌では初めての漫画の掲載です。今回はカテキスタでもあるご本人によるWYD(ワールドユースデー)ポルトガル・リスボン大会での思いもよらない深い恵みの体験を、主人公のリス「リスぼん」が楽しく軽妙に語る構成で分かち合ってくれています。
◆ヘブライの言葉、イスラエルの物語 第15回 「ベ・レシト」という端緒  高橋洋成(セム語〈ヘブライ語〉学者)

◆つうしん
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●2024年 5月号

巻頭特別企画(2)

◆チーム・ミニストリー実践者座談会 第1回 つながりから、新たなつながりを創り出す
 チーム・ミニストリー(共同宣教司牧)に携わってきた信徒、司祭による座談会です。教区によって進め方、運営に大きな違いがあることに気づかされます。それぞれの独自性や共通して見えてくる課題や成果は何であり、その意義、また、教会での位置づけはどこにあるのか、今号から連続してお届けいたします。
フォーラム

◆対談 宗教界の経済困難(3)――1つの教会だけではなく、地域でつながる  鵜飼秀徳
(ジャーナリスト・作家・正覚寺住職)
×伊能哲大(フランシスコ会士)
月間テーマ 傷ついた子ども、青少年に寄り添う(2)

◆未来につながる居場所をキミに  工藤誠一(聖光学院理事長・校長、横浜YMCA理事長)
 不登校になって出席日数が足りず、退学になる生徒を復学させるための修学支援センターが、2020年に神奈川県で設立されました。その柱は学習支援だけではなく、心のケアと生徒たちが好んでいられるような居場所にすることが重視されています。傷つき活力がなくなってしまった心のエネルギーを取り戻すための様々な工夫や知恵に学んでみましょう。
◆不登校の子どもたちと共に――聖母の小さな学校の日々  梅澤良子(京都府教育委員会認定フリースクール「聖母の小さな学校」副代表)
 
不登校の生徒の中でも、家から出ることすら難しいケースのための民間教育の場「聖母の小さな学校」は、定員10人で真心を込めた子どもたちへの寄り添いを行っています。すこしずつ心の力を取り戻していく様子や、自分たちで生き生きと自発的に行事を企画するようになるまでの変容に驚かされます
◆次世代へ、青年会のつながりを創り出す――コロナ禍のフィールドワークから  李 賢京(東海大学文学部文明学科准教授)
 カトリック教会の青年会の、新潟、東京の事例を取材、紹介しています。どちらの地域も青年たちは就職や結婚などの住所移動が多いことが特徴です。リアル、対面で結びついた後、交流を絶ってしまわず、オンライン、SNSを駆使した結びつきを維持することの重要性が指摘されています。
連 載

◆風よ! 炎よ! 私にことばを! 31
 シノドス総会第2会期(2024年10月)に向けての日本の教会の取り組み  西村桃子(セルヴィ・エヴァンジェリー会員・本誌企画委員)
◆京・江戸・博多、そして巴里 27 紙の新聞を大切に  南野 森(憲法学者)
◆預言者と現代――私たちは旧約預言者とどう向き合うべきか
 第5回 苦悩する預言者エレミヤ――呪われよ、わたしの生まれた日は  北 博
(聖書学者)
◆美しい日本の所作――典礼の文化内化のために 5 これ以上の贈り物は考えられない  フランコ・ソットコルノラ(聖ザベリオ宣教会司祭)

◆信仰を養う主日の福音 6 B年 復活節第6主日~三位一体の主日  雨宮 慧(東京教区司祭)

◆私とイエスの出会い 第16回 別の門から招かれ、歩み続ける  西川康廣(大阪高松教区助祭、三本松教会・霊性センター管理者)

◆ヘブライの言葉、イスラエルの物語  第16回 「ヨハネ」という福音  高橋洋成(セム語〈ヘブライ語〉学者)


◆つうしん
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●2024年 6月号

巻頭特別企画(2)

◆チーム・ミニストリー実践者座談会 第2回 共同体として学び合い、見極める
 教会で信徒養成の奉仕に長年、主体的に携わってきた人々、司祭と共同宣教司牧を10数年続けている人々、またそれを推奨し続けてきた司祭など。特に意欲的に信徒使徒職のために取り組んでいる人々が集まり、座談会を行っています。今、教会の現場で起きているリアルな問題が伝わってくる内容になっています。
月間テーマ つながりを創るために(1)

◆公共哲学とポジティブ心理学による、宗教とつながりの活性化  小林正弥(千葉大学大学院人文公共学府公共研究センター長)
◆人と環境を大切にする循環型共生社会を創ろう  草郷孝好(関西学院大学社会学部教授)
◆インタビュー 勅使川原真衣さん(組織開発者)――社会運動をリボンでやさしく包んで  編集部
 子どもの頃から学校や社会の能力主義に傷つき、疑問視し、そこでもがき、職場など現場で体験。その状況から抜け出すための努力を続けてきた、勅使川原真衣さんに人生を振り返っていただきました。教会などのグループが良い関係を結ぶためには何が必要か、実践的な知恵を提供しています。
連 載

◆風よ! 炎よ! 私にことばを! 32 弱者への想像力を  小林 剛(本誌編集長)
◆京・江戸・博多、そして巴里 28 いったいフランスで何が!?  南野 森(憲法学者)
◆預言者と現代――私たちは旧約預言者とどう向き合うべきか
 第6回 捕囚の預言者エゼキエル――霊よ来たれ、四方から  北 博
(聖書学者)
◆美しい日本の所作――典礼の文化内化のために 6 キリストの限りない愛を学ぶ  フランコ・ソットコルノラ(聖ザベリオ宣教会司祭)
 私たちがミサに参加するとはどういうことか、何をしているのか、その核心部分が伝わってくる内容です。「ただ司祭の手を通してだけでなく、司祭とともに汚れのないいけにえをささげて自分自身をささげる」(『典礼憲章』48)ことを、私たちはミサで実際に行動的に体験しているのです。
◆信仰を養う主日の福音 7 B年 キリストの聖体~年間第13主日  雨宮 慧(東京教区司祭)
◆私とイエスの出会い 第17回 芸術を通じて導かれた信仰への道  栗本夏樹(漆造形作家・京都市立芸術大学美術研究科教授)
 漆造形作家の栗本氏は、芸術から信仰に出会い、祈りを形にしてきました。神に導かれ、自分の弱さと向き合い、救いを求める祈りが創作に結びつきます。芸術とは祈ることであり、信仰がまた芸術を深めていきます。

◆ヘブライの言葉、イスラエルの物語  第17回 「心臓」という心の座  高橋洋成(セム語〈ヘブライ語〉学者)
◆この一冊 浜矩子 雨宮処凛 清水直子 著『縁辺労働に分け入る――フランシスコ教皇の警告』 編集部

◆つうしん
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●2024年 7月号

巻頭特別企画(2)

◆チーム・ミニストリー実践者座談会 第3回 共同宣教司牧失敗談(1)
フォーラム

◆「日本のシノドスのつどい――霊における会話」に参加して
 ――これまでの歩みと、これから
  片山桃子(聖霊奉持布教修道女会会員)/岡 秋美(長崎教区司祭)
 東京・日本カトリック会館で総勢70名で行われた「日本のシノドスのつどい――霊における会話」の参加者お二人に、これまでのシノドスの歩みと、集いでの体験談を寄稿していただきました。
世のメタファーを読む

◆1980年代、ハイパーリアルな江戸の空  濱田欧太郎(フランシスコ会士)
月間テーマ つながりを創るために(2)

◆つながりの経済「社会的連帯経済」を創る  文・工藤律子(ジャーナリスト)/写真・篠田有史(フォトジャーナリスト)
 日本が経済的に落ち込み貧富の格差が拡大するはるか以前から、この問題に苦しんできたスペイン。国家や制度に依存しない自発的な社会連帯経済への取り組みは、現代日本でも応用可能な革命的な試みです。多くの会社が未だに利益の追求のみをし、搾取や過酷な労働を低賃金で押し付けている現状を変え、新しい可能性へと踏み出す数多くのヒントが盛り込まれています。
◆たくさんの、ささやかな贈与  奥田若菜(神田外語大学外国語学部教授)
 以前から、貧富の格差が社会問題として共通認識されているブラジルでは、日常生活の中で頻繁に貧困者への贈与が行われています。私たち日本人も貧困率の高さを共通認識とし、大きな社会問題としてとらえ、支援や贈与を一般的なものにするための工夫をしていかなければならないと指摘します。
連 載

◆京・江戸・博多、そして巴里 29 北にも西にも  南野 森(憲法学者)
◆預言者と現代――私たちは旧約預言者とどう向き合うべきか
 第7回 捕囚末期の偉大な匿名の預言者――わたしの民を慰めよ  北 博
(聖書学者)
◆美しい日本の所作――典礼の文化内化のために 7 恵みに心を合わせ、協力する  フランコ・ソットコルノラ(聖ザベリオ宣教会司祭)
◆信仰を養う主日の福音 8 B年 年間第14主日~年間第17主日  雨宮 慧(東京教区司祭)
◆私とイエスの出会い 第18回 新たな目覚めへと向かわせた体験  庄子佳代子(受刑者更生支援団体「ほんにかえるプロジェクト」ボランティア)
◆ヘブライの言葉、イスラエルの物語  第18回 「心」という菓子  高橋洋成(セム語〈ヘブライ語〉学者)

◆つうしん
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●2024年 8・9月号

巻頭特別企画(2)

◆チーム・ミニストリー実践者座談会 第4回 共同宣教司牧失敗談(2)――人に聴き、私に響いたこと
フォーラム

◆インタビュー 菊地 功 東京大司教――変わる教皇庁(アド・リミナ・レポート  編集部
 アドリミナに合計三回行かれた菊地功東京大司教に、過去のアドリミナとの違いについてお話を伺いしました。バチカン側が指導する以前のあり方とは異なり、傾聴的な態度を基本とし、多くの各省庁で「日本の様子を聞かせてください」「サポートするからできることがあれば何でも言ってください」言われたとのことです。バチカンの職員も一般信徒が増えるなど、大きな変化が感じられます。
◆インタビュー 山田真人さん――社会での善に目覚める教育、機会の持続を!  編集部
 ビジネスの手法でチャリティーを行うNPO法人聖母を立ち上げ、アタカ通商でマラウイコーヒーを寄付してもらったことを契機に、それを日本で販売し始め、現地からの雇用を創出したり、幼稚園の設立に奔走したりしているチャリティーモデルの紹介。この活動は同時に、カトリック学校の教育や課外活動などにも活かされており、その射程の広さに驚かされます。
月間テーマ 戦争をいかに防ぐか

◆正しい戦争はあるか――中世以来のカトリック正戦論の答え  ハンス・ユーゲン・マルクス(神言修道会会員、南山大学学長を経て2024年まで藤女子大学学長)
 現代に至るまでの歴史を見ていくと、カトリックの伝統的ないわゆる「正戦論」は、戦争を起こすための条件をいかに厳しくしていったかの歴史であることが述べられています。避けがたい戦争の被害をいかに減らしていくかが焦点になっています。
◆平和論の再構築  川本 兼(思想家、上智人間学会会員)
 これまで日本は平和憲法をてこに平和運動を行ってきましたが、「戦争ができる正義の国」を標榜する勢力が解釈改憲を行い、戦争ができるようにしてしまったと指摘します。戦後の国民の感覚を踏まえ、人権概念を中心にした普遍的に再構築された平和論を提案します。
連 載

◆風よ! 炎よ! 私にことばを! 33 計画をたてて司牧する、ということ  有村浩一(本誌企画委員)
◆京・江戸・博多、そして巴里 30 聖ヴィアトール修道会  南野 森(憲法学者)
◆預言者と現代――私たちは旧約預言者とどう向き合うべきか
 第8回 神殿再建と預言者ゼカリヤ――わたしは見た  北 博
(聖書学者)
◆美しい日本の所作――典礼の文化内化のために 8 黙示録のシンボル  フランコ・ソットコルノラ(聖ザベリオ宣教会司祭)
◆信仰を養う主日の福音 9 B年 年間第18主日~年間第26主日  雨宮 慧(東京教区司祭)
◆私とイエスの出会い 第19回 主は1人、信仰は1つ  栗山昌子(東京教区麹町教会信徒)
◆ヘブライの言葉、イスラエルの物語  第19回 「ネフェシュ」という生きた証し  高橋洋成(セム語〈ヘブライ語〉学者)

◆つうしん
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●2024年 10月号

巻頭特別企画(2)

◆チーム・ミニストリー実践者座談会 第5回 そもそもなぜチーム・ミニストリーなのか
月間テーマ ともに歩む教会とカトリック学校

◆ドキュメント 第36回「校長・理事長・総長管区長・司教の集い」から
 その1 やってみよう! シノドス 酒井俊弘×菊地 功×西村桃子
 一日目のプログラム「やってみよう! シノドス」での講話を全文掲載しました。シノドスで実際に何が起き、どう変化があったかを分かりやすく知ることができ、さらに「霊における会話」の実践上のポイントがまとめられています。
 その2 学校現場での「シノダルなプロセス」の進め方 山内保憲
 二日目のプログラム、「霊における会話」を学校運営の現場で実践するためのマニュアルです。失敗の事例や、その原因、成功に導くための条件が事細かに分かりやすく紹介されています。非常に実践的なこの記事、学校運営の現場で悩むすべての人にお届けしたく、カットすることなくその講演の全記録を掲載いたします。
連 載

◆風よ! 炎よ! 私にことばを! 34 キリスト教メディアの今後 久保文彦(本誌企画委員)
◆京・江戸・博多、そして巴里 31 うだる暑さの東京で  南野 森(憲法学者)
◆預言者と現代――私たちは旧約預言者とどう向き合うべきか
 第9回 大国の圧迫と預言の変容――もはや預言者はいない  北 博
(聖書学者)
◆美しい日本の所作――典礼の文化内化のために 9 日本文化の宝  フランコ・ソットコルノラ(聖ザベリオ宣教会司祭)
◆信仰を養う主日の福音 10 B年 年間第27主日~年間第30主日  雨宮 慧(東京教区司祭)
◆私とイエスの出会い  第20回 群衆の私から弟子の私へ 安藤智子(福岡教区西新教会信徒)
◆ヘブライの言葉、イスラエルの物語  第20回 「心と霊」という驚き  高橋洋成(セム語〈ヘブライ語〉学者)
 「日本語訳では問題のない文章が、原文では微笑まずにはおれない表現になっていることはたびたびある。冒頭に引用した箇所もその一つだ。死んだと思っていた息子ヨセフがエジプトで大出世していた――そう聞いたヤコブは『気が遠くなった』という。文語訳はこれを……」。愉しく興味深い翻訳にまつわる好評連載です。

◆つうしん
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●2024年 11月号

巻頭特別企画(2)

◆チーム・ミニストリー実践者座談会 第6回 分かち合い=聴くということ
フォーラム

信徒の使徒職としてのカテキスタについて
 ――教皇フランシスコの自発教令
   『古くからある任務 Antiquum Ministerium』から  田中 昇
(東京教区司祭)
 カテキスタの重要性を総括的に示し、聖職者や修道者とは区別される信徒固有の使徒的任務を明確に定めた教皇フランシスコの自発教令を、教会の原点に立ち戻るためにご紹介。教会は最初期から信徒カテキスタが非常に重要な役割を担っていました。
月間テーマ 教区レベルでのシノドスの集い

ひとりの札幌教区信徒が体感してきたシノドス的歩み  荒木関 充(札幌教区宣教司牧評議会運営委員・シノドスチーム)
 チーム・ミニストリー(共同宣教司牧)を早い段階から進めてきた旭川地区。コロナ禍をはさむシノドスチームにおいても、信徒が司祭、シスターと協力しシノドスの話し合いを企画・運営してきました。その中心人物の一人が十数年の歩みを振り返ってくださいました。
◆座談会 広島教区レベルでの取り組み 広島教区平和の使徒推進本部
 早い段階から信徒たちが司教を中心として、司祭と共に教区の計画を企画・運営・実行に移してきた広島教区。2020年からの10年間の計画の概略を総括的に説明していただきます。
◆仙台教区レベルでの取り組み  イグナシオ・マルティネス(仙台教区事務局長・グアダルペ宣教会会員)
 仙台教区では、新司教の就任に伴いシノドスの歩みを本格化させています。それまでは形式的な報告会であった宣教司牧評議会と司祭評議会が、祈りと霊的対話の場にダイナミックに変貌していく様子を教区事務局長にご執筆いただきました。
連 載

◆京・江戸・博多、そして巴里 32 いざ政権交代!?  南野 森(憲法学者)
◆預言者と現代――私たちは旧約預言者とどう向き合うべきか
 第10回 預言と黙示――その関係は?  北 博
(聖書学者)
◆美しい日本の所作――典礼の文化内化のために 最終回 しるしで世界につながる  フランコ・ソットコルノラ(聖ザベリオ宣教会司祭)
◆信仰を養う主日の福音 11 B年 年間第31主日~王であるキリスト  雨宮 慧(東京教区司祭)
◆私とイエスの出会い  第21回 沈黙の長き夜を超えて 安藤智子(福岡教区西新教会信徒)
◆ヘブライの言葉、イスラエルの物語  第21回 「肉の心」というみ心  高橋洋成(セム語〈ヘブライ語〉学者)

◆つうしん
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●2024年 12月号

巻頭特別企画(2)

◆チーム・ミニストリー実践者座談会 最終回 教会、そして社会の未来
フォーラム

和解の夢――水俣地域のコミュニティの分断と再統合の挑戦  小松原織香(東北大学文学部研究科倫理学研究室准教授)
 水俣病は、地域の人々の心身の健康を破壊したのみならず、共同体の結びつきを破壊しました。「もやい」とは網で船を結びつけることですが、水俣地域ではその後、「もやい直し」という地域コミュニティーの再統合が地域行政主導で試みられたそうです。この試みは成功だったのでしょうか。厳しい現実を「散った夢をかき集めるように」描き出します。
世のメタファーを読む

◆世界の果てにおける終末論的共同体  濱田欧太郎(フランシスコ会士)
月間テーマ 信徒カテキスタ

 教皇の信徒カテキスタに関する自発教令の意義を、三名の著者がそれぞれの視点で解説しています。田中昇師は聖書と教会の伝統とシノダリティー的観点からこの教令の裏付けをとり、レナト・フィリピーニ師は内外のカトリックメディアにおける認識の現状と、この教令が教えている本来の「召命的価値」としての「継続的養成」の重要性を強調。赤井悠蔵氏からは信徒としての立場から、年長信者、信徒カテキスタだからこそ伝えられた、生きた信仰体験のかけがえのなさをご紹介いただきました。
◆シノドス的な教会にとって本質的な役務である信徒カテキスタ 田中 昇(東京教区司祭・日本カトリック神学院講師)
◆教皇フランシスコ自発教令「信徒カテキスタ」――信徒の持つ可能性を活かす  レナト・フィリピーニ(聖ザベリオ宣教会会員・福岡教区宣教養成センター長)
◆「Antiquum Ministerium(古くからある任務)」を読んで――信徒としての歩みと出会いを振り返りながら  赤井悠蔵(東京教区大司教秘書・広報担当者)
連 載

◆京・江戸・博多、そして巴里 33 不安定政治の時代到来?  南野 森(憲法学者)
◆預言者と現代――私たちは旧約預言者とどう向き合うべきか
 最終回 新約聖書は預言者的か、黙示的か  北 博
(聖書学者)

◆美しい日本の所作――典礼の文化内化のために 番外編 インタビュー 典礼の学び、日本文化との出会い  フランコ・ソットコルノラ(聖ザベリオ宣教会司祭)
 「秘跡がしるしであることを強調すれば、そのしるしはやはり文化につながっているのです。まず言葉そのもの。だから第二バチカン公会議に従って、典礼はそれぞれの国の言葉に変えた方がいいという決定でした。神の働きがあるだけでなく、通じるように。神が働いていらっしゃることだけでなく、神様があなたを通して何をしていらっしゃるかということを示すために。」
◆信仰を養う主日の福音 12 B年 待降節第1主日~主の降誕  雨宮 慧(東京教区司祭)
◆ヘブライの言葉、イスラエルの物語  第22回 「小羊」という献げ物  高橋洋成(セム語〈ヘブライ語〉学者)
◆この一冊 日本カトリック司教協議会シノドス特別チーム著 『シノドスハンドブック』 編集部

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