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月刊 福音宣教
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●2026年 1月号
月間テーマ
使徒的勧告『福音宣教』50周年
巻頭特別企画
◆「霊における会話」ファシリテーションの方法を学ぶ
シノドスのこれまでと、これから(1)――「教会総会」に向けて 菊地 功
(東京大司教・枢機卿)
「シノドス事務局は最終的に教皇様の裁可を得て、三月一五日、書簡を発表しました。そこには、二〇二八年一〇月の「教会総会」の開催の決定について記されています。教会総会に向けて、今年から二〇二八年の一〇月までの間、それぞれの教区、それぞれの国、司教協議会、それからそれぞれの大陸で、どのようにこれから話し合いを進め、意見を上げていくのかということについてのロードマップもそこに示されています。ですから、私たちは今、二〇二一年から二〇二四年のシノドスを終えて、これで終わってしまったわけではありません。実はこのシノドスは、二〇二八年の一〇月に行われる総会まで、まだまだ続いているということなのです」(本文より)
フォーラム
◆第16回シノドスにおける変容(3) ジャン=クロード・オロリッシュ
(ルクセンブルグ大司教、枢機卿)
「私は日本にいた最後の四年間、副学長と国際交流担当理事でしたが、着任した当初、本当に会議ばかりということに驚きました。もう朝から晩まで会議でした。でも、決めてから後はみんな賛成し、うまくいきます。それは日本の社会の大きいプラス面です。ですから多分シノダリティはすんなりと実現できると思います。でも、同時に危険もあります」(本文より)
◆現代の「神の民」に連なって(2)――基地の街横須賀で学び考えたこと 浜崎眞実
(横浜教区司祭・那覇教区派遣)
「弁護団の共同代表の徳田靖之弁護士は、『ここにはお坊さんや牧師、神父など宗教者がたくさん来ているようです。宗教者の皆さん、お寺や教会でお説教するだけではなく、現場に出かけ裁判での原告の声に耳を傾けてください』と檄を飛ばされました。司祭として駆け出しの私は、それ以来裁判の傍聴に熊本まで何度も身体を運び、療養所を訪ねたりしました」(本文より)
月間テーマ
使徒的勧告『福音宣教』50周年
◆聖パウロ6世教皇の使徒的勧告『福音宣教』を読む――現代の教会への呼びかけ 田中 昇
(東京教区司祭、日本カトリック神学院講師)
◆現代の宣教司牧実践への問いかけ レナト・フィリピーニ
(聖ザベリオ宣教会会員、福岡教区宣教養成センター長)
連 載
◆見失われた羊に寄りそって 12 共依存のわなから抜け出す 英 隆一朗
(イエズス会司祭)
◆悲嘆とともに生きる――上智大学ブリーフケア研究所に集う人びとと 1 柿森千草
(上智大学グリーフケア研究所客員研究員、聖路加国際病院〈東京〉相談員)
「亡くなられる前、『私の生涯がもし柿森さんの役に少しでも立てたんだったら。意味がなかったわけじゃない』とつぶやかれたのを耳にした時には驚きましたが、今では大変ありがたいことだったと受け取っています。面談で出会う方々が、時には嘆き、もがきながら、悲嘆や苦悩を持ちながらも今ここにおられる。話をうかがう時、相手の方に敬意を抱かされます」(本文より)
◆京・江戸・博多、そして巴里 45 存立危機事態をめぐる日中関係の危機? 南野 森
(憲法学者・九州大学教授)
◆旧約聖書における共存と共生 1
「わたしは弟の番人でしょうか」――カインとアベル(創世記4章) 魯 恩碩
(国際基督教大学教授)
「ここでイエスに霊が降るのは、人類の贖い主としての役割がイエスに与えられたという宣言を意味する。事実、聖書で神または天から霊が降るのは、神が人を聖別し特別な使命のために遣わすときなどである。だから、マタイ福音においてのみ三人称『これはわたしの愛する子……』(マルコ、ルカは二人称「あなた」)が使われており、それは天からの神の声を読者への公の宣言とするためである。人が洗礼を受けるとき、まったく同じように聖霊が降り、『愛する子』宣言がなされていることを心に銘記したい」(本文より)
◆ペラギウス派と古代東方神学――具体的自由としての恩恵 12
史料問題と東方的パイデイア思想 山田 望
(南山大学教授)
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◆主日の福音を通してみことばを生きる 2 A年
神の母聖マリア(降誕の八日目)~年間第3主日 山下 敦
(大分教区司祭)
◆ヘブライの言葉、イスラエルの物語(続編) 第12回 「長寿」という伝説 高橋洋成
(セム語〈ヘブライ語〉学者)
新年に寄せて
◆福音宣教に協力しましょう カブンディ・オノレ
(オリエンス宗教研究所所長)
◆つうしん
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